寝るときに発症するむずむず症候群とは


日本では200万人程いるといわれるむずむず症候群はあまり認知度が高くなく治療が困難でしたが、マスコミなどでも徐々にとり上げられ認知度が高まっています。

 

この疾患の特徴は、とくに寝るときに足の皮膚表面ではなく内部に異常な不快感がはしります。
虫がはっているようでむずむずする、痛がゆい、ほてる、ピクピク動くなど人によって症状は様々です。

 

しかしじっとしていられないほどの不快感は、睡眠不足をはじめ日常生活に支障をきたしてしまいます。
夕方から深夜にかけて発症する特徴がありますが、日中の仕事や電車の中でもおこる場合があります。

 

これらは足そのものの疾患ではなくて、ドーパミンの機能障害よって脳からの指令が誤って伝わっているためおこる症状です。

 

ドーパミンは神経伝達物質の一つで、この指令の障害が足の知覚異常をおこしています。
とくに夕方から深夜の時間帯はドーパミンの分泌量が減少するために発症しやすくなります。

 

また身体を動かすことで不快感が改善するというのは、運動による刺激が一時的にドーパミンの分泌量を上げるためです。

 

ドーパミンを産出する重要な成分は、鉄分です。

鉄分が不足すると、脳の中枢神経から脊髄、末梢神経への神経伝達に異常をきたしてしまいます。
血中の鉄分は一日の中でも変動があり、日中は高く夜間は低くなることも関係しています。

 

放置していると次第に悪化する可能性が高いので、軽度の症状のうちに日常生活からの見直しが必要です。
不規則な生活は、自律神経が乱れ神経伝達物質が阻害されることで悪化させてしまいます。

 

そのため、むずむず脚症候群を治す方法としてはドーパミンに関係する鉄分の補給と、寝るときのちょっとした心がけで改善していきます。

むずむず症候群の対処法には


鉄分不足は一番大きな要因になるので、食事やサプリメントで積極的にとり入れましょう。

 

その他身体を動かすことで一時的にドーパミンの分泌が上がるため、ウォーキング、エアロバイクなど適度な運動が効果的です。
ただ激しすぎると逆効果になってしまうので、運動好きの人は注意が必要です。

 

寝るときにも、軽い足の運動やストレッチ、マッサージなども効果的です。

 

コーヒーなどの典型的的な刺激物であるカフェインは、症状を悪化させる要因になります。カフェインの影響は4時間ほど残ってしまうので、なるべく日中にとるように心がけましょう。

 

また、アルコール、喫煙は神経伝達物質に影響を与えます。
日常的に睡眠導入剤や抗精神薬の服用も、関係しています。